不動産会社の問い合わせ対応|内見後のフォローまで
反響は、条件が整理されていない状態で届く
不動産の問い合わせは、希望条件が文章の中に散らばった状態で届きます。
はじめまして。サイトで拝見した物件について伺いたいのですが、駅からの距離が気になっています。あと、ペット可と書いてあったのですが猫でも大丈夫でしょうか。入居は来月中旬を考えていて、できれば今週末に内見できればと思っています。予算はもう少し抑えられると嬉しいのですが、初期費用も含めてどのくらいかかりますか。
この中に、質問が4つと条件が3つ入っています。
そして返信で1つ答え忘れると、往復が増えます。反響が1日10件あれば、その往復が積み上がります。
任せられること
1. 問い合わせの仕分け
問い合わせの文面を貼り付けると、次の形に分かれます。
- 書かれている事実(希望条件、状況)
- 相手が求めていること(質問、依頼)
- 確認しないと判断できない点
上の例なら、こうなります。
求めていること
- 駅からの距離
- ペット(猫)の可否
- 今週末の内見の可否
- 初期費用を含めた総額
確認しないと判断できない点
- 入居希望が「来月中旬」で、具体的な日付が未確認
- 予算の具体的な金額が未確認(「もう少し抑えられると」との記述のみ)
- 問い合わせ対象の物件の特定(複数見ている可能性)
質問が4つあることが、返信を書く前に確定します。
2. 内見後のフォロー文
内見の内容をメモで渡すと、フォローの文面が返ってきます。
9/26 N様 内見 2件
・A物件 日当たりを気に入っていた
・収納が少ないのが気になると
・B物件 駅から遠いのがネック
・「もう1件見てから決めたい」
・来週また連絡すると言っていた
・ペット(猫1匹)の条件は伝え済み
その相手にだけ当てはまる書き出しが入ります。「収納の件、気にされていた」といった形です。
**送信はしません。**確認して自分で送ります。
3. ヒアリング内容の整理
初回の接客や電話で聞いた希望条件を、要望と条件に分けて整理できます。
「駅近がいい」は要望(落とせる)、「ペット可」は条件(落とせない)。この区別が営業の優先順位になります。
4. 社内の打ち合わせ記録
物件会議、業者間のやり取りの記録。メモを貼ると議事録の形になります。
5. 経費の整理
内見の交通費、駐車場、広告費の立替。走り書きを項目別の一覧にできます。
任せられないこと
不動産業では、法令で専門家の関与が定められている業務があります。
重要事項説明・重要事項説明書の作成
**できません。**宅地建物取引士が行う業務であり、マカセルンは関与しません。
契約書の作成
**できません。**売買契約書、賃貸借契約書、媒介契約書。いずれも作成しません。
物件調査・法令上の制限の調査
**できません。**用途地域、建蔽率、接道状況、既存不適格。これらの調査と判断は、有資格者が行ってください。
査定・価格の算出
**できません。**売買価格の査定も、賃料の算定も行いません。金額は一切出しません。
物件情報の真偽の判断
**できません。**入力された物件情報が正しいかどうかを確認する機能はありません。
レインズ・物件管理システムとの連携
**できません。**外部システムを一切操作しません。
図面・謄本・公図の読み取り
**できません。**PDF・画像いずれも読み取れません。
広告表示規制の判断
**行いません。**不動産広告には表示に関する規制があります。**作成した文面が規制に適合するかの判断は、こちらでは行えません。**必ず自社で確認してください。
分かれ目の整理
| 業務 | 任せられるか |
|---|---|
| 問い合わせの仕分け | ○ |
| 内見後のフォロー文 | ○(送信はしない) |
| ヒアリング内容の整理 | ○ |
| 社内会議の記録 | ○ |
| 経費の整理 | ○ |
| 重要事項説明・説明書の作成 | × |
| 契約書の作成 | × |
| 物件調査・法令上の制限の調査 | × |
| 査定・賃料の算出 | × |
| 物件情報の真偽の確認 | × |
| レインズ・物件管理システム連携 | × |
| 図面・謄本・公図の読み取り | × |
| 広告表示規制の適合判断 | × |
情報の取り扱いについて
不動産業では、顧客の氏名、連絡先、住所、勤務先、年収、家族構成を扱います。機微な個人情報が多い業種です。
入力内容はAIモデル提供元のAPIへ送信されます。
次は入力しないでください。
- 顧客の氏名、連絡先、現住所
- 勤務先、年収、勤続年数
- 家族構成、健康状態
- 審査に関する情報
これらは整理作業に必要ありません。
実務的な対策です。
- 顧客名を「N様」「お客様A」に置き換える
- 物件名を「A物件」に置き換える
- 予算感は必要なら残してよいが、年収は入力しない
置き換えても整理の結果はほとんど変わります。
出力は必ず人が確認してください
とくに次は必須です。
| 確認点 | 理由 |
|---|---|
| 物件の条件(賃料・面積・設備) | 誤りは表示上の問題に直結します |
| 可否の回答 | 「ペット可です」と確認せずに書かれていないか |
| 約束の表現 | 「今週末にご案内できます」が確定していない場合 |
**不動産では、誤った情報を伝えることが重大な問題になります。**物件条件に関する記述は、必ず原資料で確認してください。
導入について
**設定も連携も不要です。**既存の物件管理システムに影響しません。
まず、次の反響が来たときに1件試してみてください。返信を書き終えるまでの時間を測っておいてください。
法人向けの窓口では業務の洗い出しから相談できます。**無料のAI業務診断で、できない業務はその場でお伝えします。**重要事項説明・契約書・査定・物件調査は、診断でも明確にお断りします。
よくある質問
Q. 重要事項説明書を作れますか。
A. **できません。**宅地建物取引士が行う業務です。
Q. 契約書を作れますか。
A. 作れません。
Q. 物件の査定をしてもらえますか。
A. **できません。**金額は一切出しません。
Q. 謄本や公図を読み込めますか。
A. **できません。**ファイルの読み取り機能はありません。
Q. レインズと連携できますか。
A. できません。
Q. 作った広告文は、表示規制に適合していますか。
A. **判断しません。**不動産広告の表示規制への適合は、必ず自社でご確認ください。
Q. 顧客の年収や勤務先を入力してよいですか。
A. **入力しないでください。**整理作業に必要ありません。
Q. 無料ですか。
A. 問い合わせの仕分け、フォロー文の作成、ヒアリング整理、会議記録、経費整理はすべて無料7機能に含まれます。
まとめ
- 反響は条件と質問が散らばった状態で届きます。仕分けると往復が減ります
- 任せられるのは、問い合わせの仕分け/内見後のフォロー文/ヒアリング整理/会議記録/経費整理
- **重要事項説明・契約書の作成はできません。**宅地建物取引士が行う業務です
- 物件調査・法令上の制限の調査もできません
- 査定・賃料の算出はしません。金額は一切出しません
- 謄本・公図・図面は読み取れません
- レインズ・物件管理システムとの連携はありません
- **広告表示規制への適合判断は行いません。**自社で必ず確認してください
- 顧客の氏名・連絡先・勤務先・年収は入力しないでください
- 物件条件の記述は、必ず原資料で確認してください
不動産の顧客対応のうち、どこまでが対象になるかは下のリンクからご確認いただけます。
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